ゲルマニウムラジオを作ってみた。 設計編


今回は、ゲルマニウムラジオを作ってみたいと思います。

ゲルマニウムラジオとは

電池や電源を使わず、電波のエネルギーだけで聞くラジオです。
そのため、音はとても小さくて「何かきこえる」という程度になります。
環境によっては、雑音が聞こえるだけになるかもしれません。

昔、「鉱石ラジオ」というのがあり、鉱石を使って「検波 Detection」して、高周波信号(電波)から音声信号に変換しています。
その、検波部分に、ゲルマニウムダイオードを使ったものが、ゲルマニウムラジオです。

回路図

gradio

回路構成

アンテナはできる限り長く張ったほうが電波が入りやすいです。
電波はバリアブルキャパシタとインダクタ(コイル)で構成される共振回路(同調回路)で特定の電波だけを拾う構成です。
電波は高周波信号でそのままでは音は聞こえません、検波回路(ゲルマニウムダイオード)で音声信号に変換します。
イヤホンを鳴らすエネルギーは「アンテナから入る電波」です。
アースはゲルマニウムラジオには必要で、アースの有無で感度が異なってきます。

パーツリスト

パーツ名 個数 価格(JPY)
ゲルマニウムダイオード1N60 1 25
マイクロインダクタ330μH 1 10
AMラジオ用単連バリコン 1 200
バリコン用つまみダイヤル 1 100
クリスタルイヤホン 1 250
ターミナル端子 4 @100
プラスティックケース 1 250

パーツ概要

■ ゲルマニウムダイオード 1N60
geruma
ゲルマニウムラジオの主役です。
ダイオードの種類はシリコンダイオードとゲルマニウムダイオードがあります。
ダイオードにはアノード、カソードと呼ばれる極性があり、アノードからカソードへは電気を通しますが、
カノードからアノードには電気を通さない性質があります。
この性質を使い、整流回路や検波用、スイッチング用回路に使われています。
ダイオードを扱うときは、取り付ける向きを間違わないようにすることが重要です。

■ マイクロインダクタ 330μH (マイクロヘンリー)
mi330
日本人だとインダクタ呼ぶよりコイルと呼ぶほうがなじみがあるでしょう。
小さなコイルです。
形状がいろいろありますが、入手しやすいものを選定しましょう。

■ バリアブルコンデンサ (バリアブルキャパシタ)
vc
可変容量のコンデンサです。シャフトを回すとコンデンサの値を変化させることができます。
200円くらいするので、電子パーツとしては高価な部類です。
ダイヤルはよく買い忘れるので、気をつけましょう。セットになってるのもあります。

■ クリスタルイヤホン
cphone
いわゆる普段つかっているイヤホンは、「マグネティックイヤホン」のため使用できません。
クリスタルイヤホンは結晶に出圧を加えると外形が歪む「電圧効果」といわれる性質を利用したイヤホンです。
電子部品屋でしか売ってないと思います。

■ ターミナル端子
tansi
締め付けることによって、リード線を接続し固定するパーツです。色分けすると分かりやすいです。
アンテナ線用に1個、アースリード線用に1個、イヤホン用に2個を準備しました。

■ プラスティックケース
pcase
ケースは何でもいいですが、今回はゲルマニウムラジオのため、金属ケースは避けてください。
昔は木製のものが多かったようです。

以上で設計はおしまいです。もっと複雑なものであれば、パターン図なども用意します。


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