Zabbix 3.0 がリリースされました


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Zabbixとは

Zabbixはラトビアの企業である Zabbix SIA が中心となって開発されています。
ライセンスは GNU General Public License (GPL) v2 ライセンス で配布されています。

何に使うものかというと、『サーバー、ネットワーク、アプリケーションを監視するためのソフトウェア』です。
Zabbixは主に以下の3つの機能をがあります。

  • サーバやネットワークに接続されたデバイスのステータスや数値情報を収集する機能
  • 収集したデータをもとにグラフ化、ネットワークマップの作成を行うグラフィカル表示機能
  • 収集したデータに閾値(トリガ)を設定し、閾値に達したときに、指定した動作を実行する機能(通知、スクリプト実行など)

同じようなツールとして以下のようなものがあります。

  • Xymon(Hobbit)
  • Nagios
  • Sensu
  • Cacti
  • JP1
  • Hinemos
  • その他いろいろ

このようなツールは、サービスの安定運用には欠かすことの出来ないツールです。
運用で使うツールは、監視やバックアップなどのシステムのようなものもあれば、RedmineやgitLabのような人を支えるツールもあります。
この中でも、監視ツールが無ければ、状態が把握できずに、障害に気づくことすらできないでしょう。
監視ツールは、運用で使用するツール達のなかで最重要なツールだと考えています。

他の監視ツールとZabbixの比較は後日実施しようとおもいます。

Zabbix3.0 リリースの注目ポイント

リリースノート

暗号化通信機能

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Server,Agent,Proxy間の通信に暗号化通信がサポートされました。
暗号化ではPSKおよび証明書方式が利用可能です。
このため、単なる通信の暗号化だけではなく、各モジュール間での相互認証も可能となりました。
エンタープライズ環境では、LAN内の通信でも暗号化が求められるようになって来ていますので、これはかなりの注目ポイントです。
遠隔拠点の監視をしたいが、VPNを張っていないような環境でも、暗号化をつかうことにより、セキュアに実現することができるようになります。

定期チェック機能

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アイテムデータ収集の定時実行が可能となりました。(今までは、周期的な間隔での収集のみだった)
これにより、バッチ処理の結果監視など他のシステムと組み合わせたような監視も苦労することなく(重要)、簡単に実現できます。

housekeeperの手動実行

大規模環境での監視で、鬼門となっていたhousekeeperですが、手動で実行することが可能になりました。
これにより、負荷のかかるハウスキーパー動作を停止させておき、負荷が低い時間やメンテナンス計画などを作成し手動でのhousekeeper処理を行う事が可能となります。

ほかにも、さまざまな改善がされています。詳しくはリリースノートを参照してください。

移行すべきなのかどうなのか

リリースノートを確認したところ、Zabbix2.4はまもなくサポートが終了しますので、2.4を使っている方は移行を検討する必要がありそうです。
Zabbix2.2は来年の夏ごろまではサポートされるようですが、早めに移行検討はやったほうがよさそうです。
ちなみに、今回のZabbix3.0はLTSのため、5年間のサポート期間があり、本番環境への採用も問題なさそうです。
完全にクローズドなネットワークであれば、更新の必要はないかもしれませんが、拡張された機能を使用する必要があったり、
セキュリティレベルを高く維持する必要がある場合は、移行が必要になります。

実際にインストールして使ってみることにしましょう。
長くなるので別の記事にします。


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